ーーー カランカラン マ「いらっしゃい。」 私は、今家の近くの『オンガク』という喫茶店を訪れている。 お母さんは、いない。 今は、栄養士が開く料理教室に出席しているだろう。 それも全部私のため。でも、それが辛い。私だって好きな物を食べたい。 葵「すいません、カツカレー一つ。」 カツカレーだって食べたい。 そんなふうに考えていた時だった。 紅「ちょっと、響ー!!」