今日私が紅音を誘った理由。

それはーー莉緒のことを話すため。

もしかしたら紅音に嫌われるかもしれない。

けど、それでも構わない。

紅音を守れるなら……。


愛「……莉緒には気をつけて。」

紅「どう意味?」

私は莉緒の中学時代の話をした。

愛「莉緒は、響を狙ってるわ。
そうなれば1番仲のいい紅音が危険な目に遭うかもしれない。」

紅「……ありがとう、愛。」

愛「だからって響と距離取ってはだめよ。あなた達はバンドメンバーなんだから。」

紅「うん。」

愛「……まぁ、1番オススメするのは告白することかしら?」