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莉「はぁ……。」

ジャー…ジャー……

トイレでメイク直ししていた。

愛「……莉緒、響が好きでしょ?」

莉「愛……。うん、好きだよ。」


誰も気づいてないとおもってたのに。


愛「告白しようがしまいがあんたの勝手だけど、変な手使って、無理やり手に入れるんじゃないわよ。

あんたの中学時代の話、私知ってるから。」


莉「っ……。」


愛は去っていった。

なんで、あの子が私の中学時代知ってるのよ?

あの高校には私と同中の人は、少ない。

ましていつも一緒にいるあのメンバーは、高校で知り合った。

私の中学時代ーー私は、友達の彼氏を何度もうばった。

ちょっとでも好きかもって思うと、止まらなくて、彼女がいてもお構い無し。

ひどい手口だって使った。

そのうち友達なんて居なくなった。

別に悲しくなんて無かった。

私にとって友達は、面倒なものでしかないから。


莉「愛にバレてるか……。これから動きにくいじゃん。」


それは、今だって変わらない。