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紅音「ちょっとトイレいってくる。」

響「おぉ。」

愛「ほんと、響って紅音のこと好きだよね。」

響「は///?な、何言ってんねん!」

大「たまに見てて気持ち悪い時あるわ。」

響「気持ち悪いって!!」

優「告白しないの?」


……やめて。

心が叫ぶ。

みんな私の気持なんて気づかないよね。


響「するわけないやん!!だって好きとかやないし。」


ホッ……。

告白はしないんだ。でも、紅音の事は好きでしょ?

そんなのどうでもいい。響が手に入りさえすれば。

大「嘘つくなよ。」

響「っ……。嘘やない。まだわからん、自分の気持ちが。」

愛「気づいてないのね。」

優「響って鈍感?」

響「優利ってたまに人の傷口抉るよな。

……多分紅音に恋してるとは思う。
けど、告白して振られたら?
俺たちはバンド仲間や。その関係さえも壊してしまうやろ。

それが怖い。」

紅「ただいま。……ん?みんなどうしたの?」

響「何でもないで。ほら莉緒、はよやって!」


空元気でしょ?それ。

そんなに辛そうに笑うんだったら、私に恋してよ。

私ならあなたを幸せに出来るから。