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カランカラン
岩「すいません、お待たせして。……えっと、どうして葵さんがいるの?」
あぁ、言ってなかったっけ?
紅「姉です。」
岩「あ、ね……?」
葵「妹がお世話になってます。」
岩「まだ理解出来たか分からないけど、とりあえず話をしましょう。
……それで皆さんの答えは?」
6「「デビューしますっ!!」」
岩「親御さんもそれで宜しいですか?」
響父「ええ、もちろん。」
真母「はい、少し不安ですけど。」
凌父「その時はお互い支え合いましょう……。この子達を。」
玲母「あ、はい!」
蒼父「もちろん応援します。」
岩「じゃあ紅音さん、一つ確認していい?」
紅「はい。」
岩「あなたはモデル葵の妹である事を隠す?」
隠さずにデビューすることは、お姉ちゃんの名前を使うことになるのかな?
でも、私は……
紅「いえ、隠したくないです。姉と一緒にショッピングとかしたいんで。まぁ、姉が嫌がったらやめます。」
葵「私が嫌がるわけないでしょ。じゃあ、あとでインスタ登場させよ!!」
岩「ふふふっ、仲がいいのね。分かったわ。」
蒼父「あの……。皆さんはRe:T.R.Yの生歌って聞いたことありますか?」
父「私はあるけど皆さんは?」
玲母「ないですね。」
凌父「デビューするまでには見てみたいですね。」
響父「確かに。」
凌「じゃあ、今歌えばいいじゃん!!」
響「ええな!マスター、下使ってええ?」
マ「あぁ、いいぞー。」
また勝手に話進んでるし……。
まぁいっか。
私たちはその後親にむけて、ミニライブを開いた。