赤髪少女の恋唄



ピンポーン


響「誰や……?」

響父「どちら様ですか?」

紅「あの響くんの友達の神崎紅音です。」

ガチャ

響父「響の友達かぁー。今日はどうしたんだい?」

紅「昨日予定があったんですが熱が出たから休むって連絡があって、お見舞いに来たんです。」

紅音!?

響母「わ、わざわざありがとう!!私が付いてるからだ、大丈夫よ!!」

紅「……なんかあったんですか?」

紅音は、人の顔色に意外と敏感。

たぶんババァの動揺を見抜いた。

今しかない!!

ドンドンドンッ!!

響父「なんだ!?」

紅「お邪魔しますっ!!」

響母「やめて!!」


紅「!?な、何これ……。響、ここにいるの?」

響「あぁ!!」

紅「ちょっと待ってて!すぐ開けるから!!」

響父「一人じゃ無理や!!俺もやる。……いくで、せーの!!」


ゴーゴーゴー……。

ガチャ!!

響「はぁ……。助かったわ。」

響父「佳奈子。どういう事か説明してらもらおか?」

響母「!!……響があなたの会社継がないって言うから、言うまで出さないでいようと思ってたのよ!!」

響父「はぁ!?」

紅「……それだけで監禁するとか頭おかしいでしょ。あと響が会社継ぐかどうかは響が決めることなんだよ。」

響母「ダメよ!!」

紅「そういうの人権侵害になるんじゃない?」

響父「それ以前に俺は、響に会社継いでくれなんて言うてへんぞ!!」

響母「それは……。」

紅「あんたはただ、社長夫人であり、社長の母親になりたかっただけ。社長を育てあげたっていう名誉が欲しかっただけ。」

響母「違うわ!!」

紅「違わねぇよ。」

やばい……。

紅音ガチ切れやん。

俺の母親が血ぃ繋がってへんことは、知ってるから遠慮ないな笑笑。

紅「子供は親のオモチャじゃねぇんだよ。」

紅音の言葉には重みがあった。

響父「悪いけど、ちょっと間実家帰ってくれへんか?」

響母「そんな!?」

響父「響と二人で話がしたいんや。」

響母「……分かったわ。」


そう言うと、荷物を持って出ていった。