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落ちていたスマホを拾っただけなのに……

なんで目の前に桜花爛漫がいるの!?

岩「樹、お礼言いなさい。あんたのスマホ見つけてくれたの彼女たちだから。」

桜/樹「ありがとう!!」

響「え、あ、はい。」

響も固まってるし。

桜/琉「ねぇ、君たちってRe:T.R.Y?」

紅「あ、はい。」

桜/渉「あ、一番前にいた子だ。」

桜/樹「まじ!?俺たちのライブRe:T.R.Yが見に来てたのか!?」

桜/章「おい、樹落ち着け。」

桜/渉「……ねぇ、君たちは出ないの?」

響「何にですか?」

桜/渉「フジロック。」

紅·響「「はぁ!?」」

響「出ませんよー!だって俺たちまだインディーズでもデビューしてへんのに。」

桜/琉「君たちの実力なら出ても問題ないと思うけど。」

響「いつかは出たいです。」

桜/章「いつかっていつだ?」

いつか……。

紅「……再来年。再来年には必ず出ます。それまで待っててください。」

響「紅音……。」

岩「いいわね。他にも見なきゃいけないでしょ?早く行きなさい。ライブの日にち連絡してね。」

響「はい!!ありがとうございます!!」



そしてフジロックは、終わった。