ーーー中庭にて

?「あの、好きですっ!!」

やっぱりか……。

俺は、中学の時も入学してすぐに告白されたことがある。知らん子から。
そんなんyesって言うわけないやん。

どうせそういう奴は、俺のことアクセサリーにぐらいにしか思ってへん。

響「ごめん。」

?「そっかー。付き合ってる人居るの?」

響「いや、居らんよ。」

てか、何で断る=彼女持ちやねん!

?「なら、イイじゃん!付き合っちゃおう
よ!!」

響「は?」

?「2人で美男美女カップルになろうよ!私ってモテるの。分かるでしょ?好きでもない人に告白されて断る辛さ。だから、好きなもの同士さっさと付き合っちゃえば、みんな告白しないでしょ?私に。」

イラッ!!

響「あのさ、お前俺のことなに知ってるん?俺さ、入学して間もないのにほかのクラスの奴に告る奴大嫌いやねん。…あ、あとお前自分でモテてるって言ってるけど、俺、今日初めてお前の顔知った。……ただ、お前は目立ちたいだけやろ?俺、お前のアクセサリーになる気ないから。…じゃ、もういいよな。」

あー、紅音待っててくれてるやろか……。

後ろからは、「え、ちょっと待ってー!」

なんて声も聞こえたーー