2人は呑気に一服し始めた。


我関せずとはいい立場なものだ。


アンミは軽く舌打ちをして、あたしを見おろして来た。


アンミはあたしをもっともと痛めつけたいのだろう。


男の手を借りてまで、もっともっと。


どうしてアンミがそこまであたしにこだわっているのか、あたしには理解できないけれど。


「死ね、死ね!」


アンミの罵声と暴力が続く中、あたしはいつの間にか意識を手放してしまっていたのだった。