その日の夜あたしはすぐにハガキをポストに入れていた。


自殺方法はもちろん『窒息死』だ。


どんな死に方をするのかわからないが、早ければ朝方には龍輝が死んだという連絡網が回って来ることだろう。


その時の彼女らの反応を想像すると、おかしくてつい声を出して笑ってしまった。


彼女たちはこれであたしの力を信じ込んでしまうだろう。


黒い物を指さしてこれは白だと言えば、それさえ信じてしまうかもしれない。


クラスの上位に君臨すると言うのは、本当に気持がいいものだ。


あたしは鼻歌交じりに自室へ向かい、深い眠りについたのだった。