最近クラス上位になった登や涼太を騙すのは簡単だった。


いつかやられたように校舎裏に呼び出して、龍輝が無類のホラー好きだと嘘を吹き込んだ。


龍輝の事なんてなにもしらない2人はあたしの言葉をそのまま鵜呑みにした。


その後、とても面白い心霊スポットがあるという話を持ち掛けた。


龍輝がそこに行きたがっているとも伝えた。


すると2人はその心霊スポットに興味を持ち始める。


龍輝を誘って行くために、下見に行こうという提案が出るのに、1日もかからかなった。