「ごめん……なさい……」


「アンミ、そんな声じゃダメ。誠意が伝わらないから、イジメは悪化する一方だよ?」


「ごめんなさい……!」


「たった1回でいいんだっけ? あたしの時は、どうだっけ?」


「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」


アンミが泣きながら謝罪をする。


あたしはいい気分でそれを見おろす。


アンミは泣きながら謝罪し続けている。


あたしはそれを撮影する。


後でクラスのみんなに見せてあげよう。


そう思いクスッと笑ったのだった。