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封鎖されていたのはプールだけで、教室には入ることができた。


まだなにが起こったのか知らされていない生徒たちは、教室の窓から外の様子を見守っている。


あたしと理央はいつものように他愛のない会話をしていた。


だけど視線だけは教室のドアを時々確認する。


アンミと龍輝が登校して来るのを待っているのだ。


あの2人が事態に気が付いた時どう動くか、それが見物だった。


ほどなくして2人と百花が登校してきた。


3人とも大きな声で「なんで警察がきてるの?」と騒いでいる。


その理由はすぐにわかる事になるよ。


嫌でもね。


あたしは心の中でそう答えた。