「ねぇ、芽衣心配しないで? あたし今までアンミたちの事が怖くて何も言えなかったけれど、これからはちゃんと発言するようにする。
だって、見ていてやっぱりおかしいと思うもん。芽衣が言った何をしたっていうの? なにもしてないよね? なのにこんな目に合っているなんておかしい――」
最後までそう言った時、理央の視線があたしの右手に移った。
その手には自殺カタログが握られている。
それを見た瞬間、理央の顔が険しいものへ変化した。
「芽衣、それなに!?」
「え? あ、これは……」
なにと言われても、あたしもわからない。
急に現れて急に消えて行った妙な男にもらったという事を説明すると、理央は怪訝そうな表情を浮かべた。
「そんなの持ってて大丈夫なの?」
「わかんない。まだ中身も確認してないの」
このカタログが一体なんなのか、少しだけ好奇心はあった。
あたしは理央と2人でそのカタログを開いてみる事にした。
「説明が書いてある」
開いて1ページ目にカタログの利用方法が書かれていた。
⦅ステップ1、死にたいですか?⦆
突然『死』という文字が飛び込んできて、一瞬息を飲んだ。
ついさっきまで本気で死ぬつもりでいたのに、こうして見ると恐怖を感じてしまう。
⦅YESの方はステップ2へ
NOの方は、自殺カタログを必要としません⦆
だって、見ていてやっぱりおかしいと思うもん。芽衣が言った何をしたっていうの? なにもしてないよね? なのにこんな目に合っているなんておかしい――」
最後までそう言った時、理央の視線があたしの右手に移った。
その手には自殺カタログが握られている。
それを見た瞬間、理央の顔が険しいものへ変化した。
「芽衣、それなに!?」
「え? あ、これは……」
なにと言われても、あたしもわからない。
急に現れて急に消えて行った妙な男にもらったという事を説明すると、理央は怪訝そうな表情を浮かべた。
「そんなの持ってて大丈夫なの?」
「わかんない。まだ中身も確認してないの」
このカタログが一体なんなのか、少しだけ好奇心はあった。
あたしは理央と2人でそのカタログを開いてみる事にした。
「説明が書いてある」
開いて1ページ目にカタログの利用方法が書かれていた。
⦅ステップ1、死にたいですか?⦆
突然『死』という文字が飛び込んできて、一瞬息を飲んだ。
ついさっきまで本気で死ぬつもりでいたのに、こうして見ると恐怖を感じてしまう。
⦅YESの方はステップ2へ
NOの方は、自殺カタログを必要としません⦆



