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お弁当を食べ終わると同時に、登と涼太が声をかけてきた。


正直、２人と話す事なんてないし、２人の考えていることなんてどうでもいい。


面倒くさいから帰ったらサインをしてもらったハガキを使ってやろうかと考えながら、２人の後に続いて教室を出た。


教室内ではご飯を食べ終えたアンミたちが月乃取り囲んでイジメを再開している。


月乃のお弁当箱は教室の後ろにあるゴミ箱に捨てられていたから、月乃だけは何も食べていないようだ。


「早くしろよ」


登にそう声をかけられて、あたしは月乃から視線を外して歩き出したのだった。