普通に聞いただけなら、遊びに行くか、真っ直ぐ帰るかの二択に聞こえる質問だ。
だけどあたしたちの間では『自殺カタログ』の使用方法について話あうかどうか、という暗黙の了解があった。
理央はあたしに返事をする前に視線を月乃へと向けていた。
アンミたちはもう教室から出て行ってしまっているのに、月乃1人呆然とその場に立ち尽くしている。
これから先どうすればいいのかわからない。
そんな不安が表情ににじみ出ている。
月乃はほっておいても勝手に堕落していくだろう。
そう思っていのだが、理央はなにか考えている様子だった。
そんな時、龍輝が月乃に話しかけた。
その声はとても小さくて、聞き取れない。
月乃はおどおどとした表情を浮かべながら頷き、2人は教室を出て行ってしまった。
「芽衣、後を追いかけてみよう」
あたしの手を取りそう言う理央。
「え?」
そんな事より『自殺カタログ』について話がしたい。
そう思っていたあたしは理央に強引に引っ張られて教室を出たのだった。
だけどあたしたちの間では『自殺カタログ』の使用方法について話あうかどうか、という暗黙の了解があった。
理央はあたしに返事をする前に視線を月乃へと向けていた。
アンミたちはもう教室から出て行ってしまっているのに、月乃1人呆然とその場に立ち尽くしている。
これから先どうすればいいのかわからない。
そんな不安が表情ににじみ出ている。
月乃はほっておいても勝手に堕落していくだろう。
そう思っていのだが、理央はなにか考えている様子だった。
そんな時、龍輝が月乃に話しかけた。
その声はとても小さくて、聞き取れない。
月乃はおどおどとした表情を浮かべながら頷き、2人は教室を出て行ってしまった。
「芽衣、後を追いかけてみよう」
あたしの手を取りそう言う理央。
「え?」
そんな事より『自殺カタログ』について話がしたい。
そう思っていたあたしは理央に強引に引っ張られて教室を出たのだった。