自殺カタログ

あたしは3人を睨み返した。


あたしは死神だ。


死神なら何をされてもさほど傷つくことはないだろう。


だって、人間の死を間近で見ているのだから、それ以上に恐ろしいものなんて、きっとこの世には存在しないんだから。


「睨んでるよこいつ。ちょっと生意気なんじゃない?」


「だよね。最近理央とつるんでるし、ちょっと生意気」


「どうする2人とも? 生意気な死神ちゃんを黙らせる?」


アンミがそう言い、あたしを見おろしてニヤニヤといやらしい笑みを浮かべる。


あたしはさっきから何も言っていないのに、黙らせるもなにもない。


「アンミの意見に賛成!」


「あたしも~!」


そう言うと同時に、腹部にけりが入れられた。


「ぐっ」


と小さく唸って体をくの字に曲げた。


さすがにこれは聞いた。


思いっきり蹴られたせいで今朝のご飯がせりあがって来るのを感じる。