父は自分の無力さに心が疲労しており、



母も1日2時間の睡眠で気が立っていた。



そんな中で私の発覚。



「父は、ほんとに自分の子かと疑いました。



その当時、母は男性と寝ることはしておらず
ただ、単純にお酒を飲むだけでした。



色々なことがかさなり、喧嘩が絶えなくなり
母は私を下ろそうとしました。



でも、月経が来ないのは疲れのせいだと
侮っていた母は気づくのが遅く



もう、下ろす期間は過ぎていました。」



私は、望まれてなかった。



そんなの、知ってた、昔から。




それでも、思い出すと心が乱れる。



目の前が歪む。



「喧嘩が、なくなることは無く、
家に見つかってしまった父は
大人しく秋月家に帰っていきました。



母は最後まで父の事が忘れれず、
私を産んだら父が迎えに来るかもしれない



そう思い、私を産みました。



しかし、父は来ず、私だけが成長した
私だけが、母の手元に残りました。」