秘密の交換をしよう



ハルさんの家に集まると連絡がまわったのは、あれから二日後のことだった。



ハルさんが言ったように、ハルさんの近所のスーパーで四人で買い出しをし、家に向かった。



「あたしたちまで来てよかったんですか?」



その途中、美穂ちゃんがそう言った。


香織ちゃんも美穂ちゃんも、同じようにニヤニヤと笑っている。



買ったものを持ってくれてるハルさんが、反論しようと口を開こうとした。


私は咄嗟に、ハルさんの口を塞いだ。



自分の口から説明するべきだと思ったから。



「あのね、美穂ちゃん、香織ちゃん。今日はデートじゃなくて……私の過去を話そうと思って……誰にも聞かれたくないから、結木さんの家に集まろうってことになったの」



二人とも、固まってしまった。



「凛、本当にいいの?」


「無理してるなら、あたしたちは絶対に聞かないよ」



そして、真剣な顔をした。



「無理なんてしてない。もう、逃げるのはやめたの」