ハルさんに言われたように、洗面台を借りた。
それから家を出て、私の朝食を買うためにコンビニに向かうことになった。
彼の家は高級マンションで、その辺りはお金もちでないと、来れないような場所だった。
さすが、海外で活躍してきただけあるな、と。
「あれ、凛? 結木さんも。おはようございまーす」
自動ドアの前に立ったとき、香織ちゃんに声をかけられた。
「香織ちゃん、おはよう。この近くに住んでるの?」
「まあね」
やっぱり部署が違うと給料も違うのかな。
香織ちゃんは秘書課だから。
「で、二人はなにしてるの?」
「朝ごはんを買おうと思って」
「じゃ、あたしもついて行こっと」
香織ちゃんが合流して、私たちは店内に入った。
「お泊まり、どうだった?」



