電話が繋がり、美穂ちゃんに質問したことと全く同じことを聞いてみた。
「大人しく襲われときな。大人の女性になる、いいチャンスじゃん。それに、初めてがあんなイケメンとか、チョー羨ましい!」
私が求めてた答えが返ってこなかったから、そっと電話を切る。
襲われとけって、どういうつもりなの……
「凛ちゃん? 電話終わった?」
暗くなった画面を見つめていたら、結木さんも私と同じように画面を見てきた。
驚くし、顔が近い。
「は、はい……」
そのせいで、一気に緊張が体中に走った。
「お風呂入ってきなよ。服は僕のでいい?」
「はい。なにからなにまですみません……」
「いいの、いいの。僕がやりたくて勝手にやってるだけだから。それに、安心してね。襲ったりしないから」
恥ずかしいことに、電話の内容を聞かれていたらしい。
まあ、この家に私と結木さんしかいなくて、静まり返っていたら、嫌でも聞こえてくるだろうけど。
「これが着替えで、タオルは向こうにあるの、適当に使っていいから。あ、お風呂場はあそこね」
結木さんはさっき自分が出てきたところを指さした。
やっぱり、あそこがお風呂場なんだ。



