って、だからって私をからかう理由には……
「一ノ瀬さんは、他の女性とは違うようですから。なんというか……つい、からかいたくなってしまうんです」
「はは、わかるよー。いじめたくなっちゃうよね。凛の反応、純粋で面白いし」
どうして同意しちゃうの、香織ちゃん!
それにしても……
他の女性とは違う、ね。
ハルさんにもそんなこと言われたなあ……
「一ノ瀬さん? まだ体調が優れないんですか?」
自然と視線が足元に行っていた。
佐倉君に心配されて、顔を上げると、目の前に佐倉君の顔があった。
「わっ……」
「驚かせてすみません。それで、大丈夫ですか? 顔色、悪いようですけど……」
「あ、はい……」
元彼のことを思い出して、ブルーになってたなんて、口が裂けても……
「リンリン、彼氏にフラれたんだよ。昨日」
「ちょっ……」



