秘密の交換をしよう



いろいろ考えすぎたみたいで、私はそのまま眠ってしまった。



目が覚めると、キッチンのほうから音が聞こえてきた。


ベッドのそばにある時計を見ると、朝の七時。



ベッドから降り、キッチンに行くと、ハルさんが朝食を作っていた。



「おはようございます、ハルさん」



私に気付いたハルさんは、顔を上げた。



「……ああ」



曖昧な返事をすると、ハルさんは視線を手元に戻した。



というか……


私を見たハルさんの目。


信じられないくらい、冷たかった。


なんだか、怒っているようにも見えた。



私……昨日、なにかしたのかな?



「あの、ハルさん……私、怒らせるようなこと、しましたか?」


「いや……凛、話があるんだ。適当に座ってて。コーヒーでいい?」


「……はい」