可愛いの次はカッコいいですか……
「凛?」
ハルさんがあまりにカッコよかったものだから、思わず顔を背けてしまった。
そんな私の顔を覗き込んでいるハルさんは、不思議そうな表情を浮かべている。
「え、あ、私もまだです。台所、お借りしますね」
逃げるようにしてしまったけど、私は慌ててキッチンに行った。
前回よりマシで、冷蔵庫には多くの食材が残っている。
「晩ご飯はなにかなー?」
冷蔵庫の中を覗いてメニューを考えていたら、ハルさんが後ろから抱きしめてきた。
袖を見るに、着替え終えたらしい。
「あの、動けないです」
「えー?」
……まだ甘えたような声を出すのですか。
なんだか、大きな子供を相手しているような気分だ。
「すぐに用意しますから、向こうで待っていてください」
とりあえず材料を取り出し、冷蔵庫を閉める。
立とうにも立てない状態をどうにかしないと。



