すごく助かったし、嬉しかった。
だけど、二日眠っていたせいで、バイトを無断欠勤してしまった。
高校生だってこともあって、すべてのバイトをクビになってしまった。
仕方ないね、で済まされるような話ではないとわかった。
これだから、とまで言われてしまった。
バイトがなくなって、私はアパートを出なければならなくなった。
入院費も払うために、急いで新しいバイトを探したけど、家だけはどうにもならなかった。
一週間、路地裏で過ごした。
「凛……最近また元気がないみたいだけど、大丈夫?」
香織ちゃんは勘が鋭かった。
このときばかりは、それを恨んだ。
「大丈夫だよ?」
「……嘘つき。あんたが大丈夫って思ったって、顔が疲れてるって言ってる。ねえ、本当になにもないの? どうして一人で抱え込もうとするの?」
香織ちゃんは悲しそうな顔をした。
なにをどう話せばいいのか、どこまで話せばいいのか迷った。



