秘密の交換をしよう



いじめっ子は、山崎のファン。


山崎は女子に人気だったため、ファンがいた。



そのファンは、私と山崎が一緒にいたのが気に入らなかったらしい。


私が近付いたわけじゃなかったんだけど、ファンからしてみれば、そんなの関係ない。



ベタな物隠し、水かけは毎日だった。



「地味子は地味子らしく大人しくしとけっての」


「あんたに逞翔は似合わないのよ」



こんな文句も、当たり前だった。



「うるさいなー。あんたたちより凛のほうが、確実に可愛いっつーの!」



その度に、香織ちゃんが助けてくれてた。


物がなくなったら、一緒に探してくれた。



そして、そのいじめが続くなか、定期テストを受けた。



成績はガタ落ち。



いじめのせいで、休み時間に勉強出来なかったし、いじめとかバイトの疲れで授業も集中できなかった。



「一ノ瀬さん、なにかあった?」



成績を返されるとき、先生にそう言われてしまった。