「……なに? なんで高瀬までいんの?」


嫌そうに私を見るが、私は諦めずに梓先輩のことを見て微笑む。


「話聞いてなくて実行委員になったんですが、良かったです! 先輩いるなら頑張れます!」


そう言うと、梓先輩は興味無さそうに「あっそ」と言った。


しばらくすると、委員長が入ってきて、話が始まった。



私たちの仕事は大きく三つある。




競技の使うものを出す係。

接戦して応援をすること。

そして、パネルを制作すること。


まあ、パネルは美術部と協力してやるから特にすることはあまり無い。




それで、今日の話し合いは終わり。




先に会議室から出て、だるそうに歩いてくる先輩を見つけて抱きつこうとすると誰かにぶつかった。