.........さ......く...... ......さ、く 「紗久!!」 深い深い意識の世界から目を覚ます。 私の体を抱きかかえ、繰り返し私の名を呼ぶのは玲桜だった。 体が軽い。 力がみなぎっているのがわかる。 「玲桜」 「大丈夫か、紗久。いきなり魔力放って......っ」 玲桜がそこで突然言葉を詰まらせる。 気づいたのだろう。 私の変化に。 「封印が解かれたのか」 玲桜が複雑な表情で私を見つめる。 「うん」 私はそれに答えて自分の足で立ち上がった。