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「紗久」






夢と同じ。



深い深い意識の中で。




また、楓おばあちゃんが私を呼んでいた。






「世界終焉の時......、正確には世界終焉の始まりですね。もう、この世界は終焉を迎えるしかありません」






悲しげに微笑む楓おばあちゃん。





ああ、やはりあれは世界の終焉だったのか。






楓おばあちゃんの言葉を聞いても何故かそこには驚く私はいない。




この終焉をどこかでわかっていたかのように。




その事実を受け入れる。






「アナタは今や世界最強の魔法使いです。そうなるように全ては仕組まれていた」





「え」






仕組まれていた?