黒 桜

「なぁ、桜女?俺、自分で思ってる以上に…桜女のこと…好きでさぁ。きっと、初めて出会った時から一目惚れってやつをしてたんでさあ。桜女のこと、好きだ。

な?目を覚ませよ…」




俺は姉が死んでから流すことのなかった涙が自然と浮かび上がってきた。




「今の言葉本当?」




「あ…?」




目を大きく見開くとそこには目を開けた桜女がいた。





「いいこと聞きました。沖田さん」




「桜女!?お前身体は?」




そう言うと桜女は身体を起き上がらせて元気だと俺に見せた。




「沖田さんって意外にかわいいじゃないですか。私のこと待っててくれて好きって言ってくれるなんて。あれ?泣いてます?」




俺は桜女に近づいて頭を撫でた。