「桜女?」




「なんでもないです!今まで迷惑かけてすいませんでした!さぁ、寝ましょ?沖田さん。明日も早いですし」




なんだろ。
目の中に溜まってる冷たいもの。


出しちゃいけないことはわかってる。
多分、これが涙ってやつなんだろうな。




私悲しいんだな…。
馬鹿みたい。





「沖田さん?早く寝ましょ?明日は任務が…」




静かだなぁと思った瞬間、私は沖田さんに後ろから抱きしめられていた。





「お、きたさん?」




「さっきの言葉嘘でっせ?うるさいとか嬉しいとか全然思ってねぇでさ…。寂しいでさ…すごく…」




私は何も言えなかった。