黒 桜

「沖田さん。包帯ありま…す…?」



襖を開けるとそこには沖田さんと三番組組長の斎藤 一(サイトウ ハジメ)さんと八番組組長の藤堂 平助(トウドウ ヒラスケ)さん

そして…

椿さんがいた。




「あ、桜女さん?洗濯ご苦労様ですぅ〜」




椿さんはにこにこ笑いながら私を見つめる。




「椿さん…お食事の用意は…?もう午の初刻過ぎてますけど…」




※午の初刻…午前十一時




「え?今日私ぃ〜当番じゃないよ?」




「いいえ?お妙さんが椿さんには言ったと言ってました。忘れてますよ」




「私ぃ〜知らない!」




仕方ない。
こんなどうでもいい話する時間があるなら作らないと。