私が新選組の屋敷に来て一週間経った。

料理も洗濯も掃除もなんでもこなすことのできた私はよく注目された。




「桜女ちゃん。今日は椿ちゃんと二人で屋敷のことを頼むよ。私ら今日は実家に帰るんだ。あ、椿ちゃんには言ってあるから仲良くね」




「わかりました」




最悪だ…なんで私と椿さん以外の女中さんはみんな今日帰っちゃうの…。

まあ、仕方ないか。


私と椿さんだけがここしか身寄りのない若いものだから…。





「さて…やらなきゃ」




私は外にある井戸の近くで意気込みをする。



とは言っても…量が多いって…。




私はぶつぶつ思いながらも手で新選組みんなの着物を洗う。




そういえば椿さん来てないけど…勝手場かな?