黒 桜

朝、早くのこと。
私達は山を出た。いろんな町並みを過ぎてやっとひとつ目の山にたどり着いた。

山はいろんな危険なことがあった。
獣やらそこらをうろついている長州の輩とかいっぱい。





「こっから先は通さねぇよぉ?侍様と坂本さんよぉ」




夜になった頃…また長州やつだと思われる奴が数人絡んできた。

多分かなりの強豪であろう。



私は姿がバレないように大きめの麦で出来た帽子を頭から被って男のような格好をしていた。


だから長州は私が裏切ったりならなんやらしたやつとは気づいてはいないようだ。





「龍馬。こやつら、お前の名前を知っているようだが…知り合いか」





喋り口調も声も男っぽいほうがいいと龍馬に言われたのでそうした。


色んな所へ潜入してきた私なのだから声を変えたりするなんて容易い。