黒 桜

「あれから1ヶ月…かぁ。手がかりはなし…」



小屋の中で私はぼーっと鳥のなく声を聞いていた。すると突然鳥の鳴き声は消えて誰かの走ってくる音が聞こえた。


龍馬だ。




「おい、桜女!見つけたぜよ!新選組の屯所!ここから二山越えりゃぁすぐぜよ!」




「ほんと!?…ってどうしたの?その格好…泥だらけ…」




龍馬は服を泥だらけ、ボロボロにして帰ってきた。

見るとところどころ刀傷がある。





「襲われた…の?」



「いや、まちごうて熊の住処に入ってしもうてのぉ」




そう言うがどう考えても熊のやった跡じゃない。普通に人間だ。


言わないってことはなにか…。