黒 桜

私は死んだの…?
もう生きてない?

そりゃあそっか。


あんなに血が流れてたしね。




『まだ生きたい?』




真っ暗闇の夢の中、私は懐かしい声が聞こえていた。




「生きたいよ。あなたは誰?」



『内緒。あなたを生き返らせてあげる』



「本当に!?」



『ええ』





私の願望が夢となり形となったただの幻かと思った。でも幻でもなんでも生きるためなら何でもしてやろうと思ってた。




『あなたの記憶と治癒の力を消す代わりに命をあげる』