黒 桜

桜女だけは幸せに笑って欲しかった。
俺が守りたかったのに…

幸せも命も守られたのは…俺の方…。




その日、俺達は泣いてばかりいた。

桜女が消えるということは俺達にとって本当に傷が深いんだ…。






あの日から新選組はたくさん変わってしまった。

静かになった。
ご飯がいつもより美味しく感じなくなった。
部屋が綺麗など感じない。




全部全部桜女がやってくれたことが消えていく。




変わったのは屋敷だけじゃない。
みんなも変わった。


椿さんは毎日夜…あの神社で泣いている。

土方さんは自分から家事をするようになった。

みんな笑うことが減っていた。



俺なんか笑うことなんて一切ない…。
長州を見つけたらすぐに殺す。

心も身体も闇に包まれているようだ。