黒 桜

あなたの側にいれた時間は短いようで長かった。

少しの間でも私と思いが同じでよかった。



こんな化け物のような私を普通にしてくれたのはあなた。




本当だったら…
刀を振るわない普通の女の子になりたかった。


生まれた時から親がいて楽しく暮らして新選組で働く…そんな人生が良かった。





総司…好きだよ。
最後まで好き…なんだよ。




私は誰かの手によって背中から刀を深くまで刺されていた。





「ぐはっ」




私はその場で倒れてしまった。
残っている隊士はあと五人くらいなのに…
私の口には血の味がいっぱい。

手も震える。

刀を握れない。