黒 桜

みんな、私のことを…過去聞いたのに裏切られたなんて思ってないなんて…さ。

新選組は本当に…どこまで心優しい人達なんだろう。



「おかえり桜女。今日からみんなで戦お?長州と桜女の過去を断ち切りに」




「「「「「「「おかえり」」」」」」」




私はさっき引いたばかりの涙を目が腫れるんじゃないかってくらない流した。






「桜女も私達のこと信頼してその身を預けてくれるよね?」



「あたりっまえだよぉ…みんなのこと大好きだよ…ごめんなさいっ…みんな、いろいろごめんね…」




「ほんとだよ。勝手にどっか行って心配させやがって〜。みんな泣きそうな顔で探してたんだぞ?」



近藤さんは私を慰めるつもりで大きな口を開けながら笑っていた。




「椿さんなんか泣いてましたよね?」