「ありがとう。でも…追い出さないなら牢屋に閉じ込めて。お願い。みんなを私は守りたいから」




「とりあえず帰るぞ…」




「はい…」






私と土方さんはこの村でお世話になった人達みんなにしっかりとお礼して山を降りていった。




「自分ばかり責めるな。胸を張れ。お前は人を救った。総司も俺もみんな…信じてるんだ」




私はその言葉を聞いて一日中泣きながら京に向かっていった。



裏切ったようなものなのに…なんでそんなことを言ってくれるのだろう。








「「「「土方さん!桜女!」」」」




また数日が経ち、やっと…屋敷に戻ってきた。