目が覚めた。
目の前には心配する土方さんといた。



「…私は」



「思い出したんだな。桜女」




土方さんには面と向かって全部を話そう。私の信頼できる唯一の人だから。




「はい。全部お話します」




私は土方さんにすべてを話した。
土方さんの顔は不安げそうな顔だった。





「私はもう新選組には戻れません」



「いや、お前は無理にでも戻ることになる」



「無理矢理連れて行こうとしてるんですか?無駄ですよ」





「お前のその力で総司を治す。これならどうだ」



「沖田…さんを?」