黒 桜

『ちっ、女のくせにまだ生きてやがったのかよ』



『早く殺そうぜ』




幼い私は約束を破った。
お母さんの叫び声が聞こえたから心配になって小屋と扉を開けた。


開けた時、お母さんは最後のとどめを刺されていた。




私の最初の真っ暗で真っ赤な記憶だ。





『お母さん!お母さん…嫌だよ…』




私は青い満月を見て倒れた。
男達はそんな私を拾い上げた。






また景色が変わった。
次は新選組に並ぶくらい大きな屋敷の景色だ。




『ここは?』



『やあ、お譲ちゃん。起きたかい?』