黒 桜

「土方さん…もしかしたら…私は…はぁ、はぁ思い出すかも…しれない」




「記憶をか…!?しっかりしろ!おい」




私の尋常じゃない苦しみ方に土方さんは私を抱き起こす。




「思い出したくない…思い出したら何かが壊れちゃうよ…やだ…よぉ…」





沖田さん…いや、総司…。
やっぱり名前で呼びたいよ。


まだ側にいたい。



こんなに痛くて苦しいのに考えちゃうのは総司のことばかり。




「いや、ああ!ああああ!」




総司、今は何してますか?
私はもうあなたと会えないかもしれない。





「桜女!?おい!」




痛みがなくなったと同時に私は意識を手放した。