黒 桜

「ばあちゃぁ〜ん」



私と土方さんが頭の整理で一杯いっぱいになっているとき、一人の男の子がやってきた。




「どうしたのじゃ?怪我でもしたか?」




「ううん、違うよ!おかさんがばあちゃん連れて来いって!…あれ?この人達誰?」




小さな男の子はおばちゃんの後ろに隠れながら私をじっと見つめていた。





「旅人だってさ」




「ん?おねぇちゃん…僕の事前に助けてくれた人だよね?」




「え?」




「三年前に僕達助けてくれたのはおねぇちゃんでしょ?」




助けた…?
私が?それは絶対にないよね?




「それはないと思います…が」