黒 桜

*総司side*




桜女が出て行ったあと、俺は部屋で突っ立っていた。



桜女が消える。




そんなのは耐えられなかった。

でも俺は駄目なんだ。




「げほっげほっ…」




咳をしたあとに出てくる血。



ああ、俺は病気なんだ。




それは最近流行っていたのだ。

病死は多い。





苦しい。
最初は迷った。

桜女に話したほうがいいのかって。




でも俺はできなかった。




土方さんがいりゃあ、大丈夫。
みんないれば大丈夫。

俺には桜女を幸せに出来ない。
だから離れよう。