黒 桜

「え…?」



その言葉は夢だよね?嘘だよね…?
いつもの意地悪だよね…。




「もうただの女中と沖田 総司に戻りやしょう。疲れたしうんざりしてきた」




総司の真剣な顔を嘘でも意地悪でもなかった。


私は何も言えなかった。




「桜女は土方さんとのほうがお似合いだから。あともう名前で呼ばねぇでくだせぇ」




ああ、もう総司は私と一緒にいることが疲れたんだ。もう、嫌いなんだ。



もう私は総司の目には存在してないんだ。





「わかりました」




私はそれだけ言うと自分の部屋に急いで戻った。





「…ははっ」




なんだか笑いたくなっちゃった。