黒 桜

近藤さんは私に手を差し伸べてくれた。
私はその手を掴んでゆっくりと立ち上がる。




私自身はよくても身体に限界が来ちゃう…か。

そうかも。



「これから無理しないようにしますね!」



「ほら、早く帰ってお前も治療しなきゃな」



「ありがとうございます!土方さんは本当は優しいんじゃないですかー」




私は近藤さんと土方さんに支えられながらのんびり色んな話をしてお屋敷に帰った。




「あ、総司」



お屋敷に入ってすぐになんだか怒った様子を見せながら仁王立ちしている総司を見つけた。




「桜女も治療」



「え!?ちょっと!自分で歩ける!」




総司は私を抱きかかえるとものすごい速さで私の部屋に駆け込んだ。