黒 桜

なんだかんだ言って絶対来るって思ってたんだから。

素直じゃないよね、土方さんってさ。




「おい、長州の野郎。ここは新選組が囲んでやった。どうする?降参するか?」




「馬鹿言え。そんなことをするわけないであろう」




あの男は総司から距離を取ると自分の刀で自分の心臓を突き刺した。




「なに!?」



「ざまぁ、ねぇな。俺達はこれくらい…覚悟は…あ、る…」




男は自分で自分を殺した。
覚悟があるなんて言うけれどもそれは逃げるということと一緒なのに…だ。




「桜女!椿さんは?」



息切れしているだけで特に大きな怪我のないように総司は私に近寄ってきた。




「だいぶ衰弱してる。早く治療しないと結構…総司。お願いできる?」