ヴェルト・マギーア ソフィアと竜の島

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「――っ!」

私の力を感じたザハラはこちらを振り返る。

「さっきは……良くもやってくれたわね!」
 
私は瞳を紅く輝かせ、一気にザハラとの距離を縮めた。

そして彼女の腹に一発重い蹴りを打ち込む。

「がはッ!」
 
そのままザハラの体は、後ろの客席まで飛んでいく。

その拍子に客席が半壊し、瓦礫の山がザハラの頭上へと降り注がれる。

「ざ、ザハラ様!?」
 
しかしザハラは直ぐに土煙の中から姿を現した。その姿を見た私はニヤリと笑みを浮かべる。

「さすが竜人族。体は頑丈のようね」

「……あなたは、ソフィアなのですか?」

「ええ、そうよ。あなたが本当に求めていた、魔人族ってやつよ!」
 
私は背中から黒い翼を生やすとニヤリと笑みを浮かべ、彼女目掛けて飛んで行く。

右手に数多の黒い玉(ダークボール)を作り出し、それをザハラ目掛けて放つ。

ザハラはそれを淡い炎の咆哮(ブレス)で迎え撃つ。

二人の大きな魔力がぶつかったことにより、爆発が起こって私たちの姿は光の中へと消える。

「ザハラ様!!」