「このように魔剣は、それぞれ特別な力をエアから与えられ、その力を使いこなせる主を待っている。そして魔剣の主となった者を、俺たちは【守護者】と呼んでいる」
「……守護者」
じゃあ俺もエクレールさんに選ばれたから【守護者】って言う立ち位置になるのか。
でも守護者って具体的にはどういう存在なんだ?
「あの、すみません」
「ん?」
するとロキが突然、恐る恐る右手を上げた。
そしてブラッドさんに確認を取るように尋ねた。
「今更なんですけど、その話って俺が聞いても良いものなんですか? 俺はカレンとアレスみたいに魔剣を持っているわけでもないし、守護者なんていう大層な存在でもないから」
「ああ、別に構わないよ。それに君だってもしかしたら、魔剣に選ばれる可能性だってあるかもしれないんだ。だからここに居て話を聞いてもらった方が、後々話すよりも時間を省ける」
「そ、そうですか……」
ロキは安心して軽く息を吐く。その様子をブラッドさんは見届けると口を開く。
「守護者と言うのは、アムールやレーツェルたちが生前の頃に、エアを守る存在として呼ばれた名前なんだ。だから俺はそれを引き継いで、魔剣を持った者を守護者として呼ぶようにしている」
「あ、あの……【生前の頃】って、どういう意味ですか?」
ソフィアの質問にブラッドさんは四人に目を配った。
それに気がついた四人はためらうことなく頷いた。
それを確認したブラッドさんは再び口を開く。
「アムールたちは魔剣の姿になる前は、一人の人間としてこの世に存在していたんだ」
「っ!」
一人の人間としてこの世に存在していたって……、それじゃあエクレールさんたちも元は生きていた人たち?!
「……守護者」
じゃあ俺もエクレールさんに選ばれたから【守護者】って言う立ち位置になるのか。
でも守護者って具体的にはどういう存在なんだ?
「あの、すみません」
「ん?」
するとロキが突然、恐る恐る右手を上げた。
そしてブラッドさんに確認を取るように尋ねた。
「今更なんですけど、その話って俺が聞いても良いものなんですか? 俺はカレンとアレスみたいに魔剣を持っているわけでもないし、守護者なんていう大層な存在でもないから」
「ああ、別に構わないよ。それに君だってもしかしたら、魔剣に選ばれる可能性だってあるかもしれないんだ。だからここに居て話を聞いてもらった方が、後々話すよりも時間を省ける」
「そ、そうですか……」
ロキは安心して軽く息を吐く。その様子をブラッドさんは見届けると口を開く。
「守護者と言うのは、アムールやレーツェルたちが生前の頃に、エアを守る存在として呼ばれた名前なんだ。だから俺はそれを引き継いで、魔剣を持った者を守護者として呼ぶようにしている」
「あ、あの……【生前の頃】って、どういう意味ですか?」
ソフィアの質問にブラッドさんは四人に目を配った。
それに気がついた四人はためらうことなく頷いた。
それを確認したブラッドさんは再び口を開く。
「アムールたちは魔剣の姿になる前は、一人の人間としてこの世に存在していたんだ」
「っ!」
一人の人間としてこの世に存在していたって……、それじゃあエクレールさんたちも元は生きていた人たち?!



